シューベルト ピアノ五重奏曲イ長調D六六七、作品一一四《ます》 2
この「ピアノ五重奏曲《ます》」は、その彼の依頼により作曲されたものである。
シューベルトは、風光明媚な北オーストリアの大自然のなかで、この曲を一気に書きあげた。
ところで、この曲を《ます》と呼んでいるのは、第四楽章にシューベルトが一八一七年に作曲した歌曲〈ます〉の旋律が用いられているからで、この長大な変奏曲が全体の柱となっている。
楽器編成は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、それにピアノで、コントラバスを第ニヴァイオリンのかわりに用いているところが面白い。