ウェーバー オペラ《魔弾の射手》2
このオペラの物語は、十八世紀中期のボヘミアの森林地帯を舞台としたもので、護林官クーノの娘アガーテと青年猟師マックスとの恋愛に、魔弾をめぐり、悪魔ザミュエルと腹黒い猟師カスパールとをからませたものである。
このオペラの序曲は、劇のなかのおもな旋律をいくつか使ってはいるが、たんに接続曲風につなぎあわせたものではなく、交響詩的な構成をもっている。
ことに冒頭の四本のホルンによって奏される牧歌的な旋律を聴いていると、ボヘミアの奥深い森林地帯のありさまが彷彿としてくる。