マーラー 亡き児をしのぶ歌 2
この《亡き児をしのぶ歌》は、彼がわが子の死を悼んで作曲したものではなく、想像の世界で子供を失った父親の悲しみを描いたのである。
しかし、その後、結婚、二児をもうけるが、まもなく、長女のマリア・アンナを失ってしまう。
マーラーの落胆ぶりは、子煩悩であっただけに人一倍大きく、運命はまるで彼の不幸を予見していたかのようであった。
曲は、第一曲〈はれやかに日は昇る〉、第二曲〈いまわたしにはよくわかる〉、第三曲〈おまえの母さんが戸を開けて入ってくるとき〉、第四曲〈子供はちょっと出かけただけだ〉、第五曲〈こんな嵐の日には〉からできている。